2017.05.01 Monday
きりたんぽ
きりたんぽの語源が、ガマの穂であることは知らなかった。
発祥の地鹿角の方言でガマのことをたんぽと言う。
きりたんぽは、元々山師達から伝わる携帯食であったという。
昔は焚火で味噌焼にしたらしい。
転じて、醤油が貴重だった頃は、きりたんぽ鍋は味噌仕立てだった。
現代になり、本場秋田のきりたんぽ鍋は、比内地鶏のガラを煮出した醤油ベースの汁である。
スーパーの真空パックきりたんぽではない。今焼いたばかりの香ばしいたんぽを
ざっくり切り、比内地鶏と昆布と舞茸の出汁に入れる。
言わずもがな。
酒は吟醸では腰折れしてしまう。
力の強い地酒でなければならぬ。
鹿角駅前の路地裏に、その味を出せるお店がある。
「サロン・ド・美ふじ」
彼の地に行く時は、チェックして然るべきである。
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